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SuicaからMy Suicaへ

二〇〇一年にJR東日本がサービスを開始したプリペイド型の非接触IC乗車券・Suicaは順調に発行枚数を伸ばし、○七年四月時点で二〇〇〇万枚を超えた。

非接触IC乗車券の利点は、環境にやさしく、自動改札のメンテナンスコストを抑えられることがあげられる。残高がなくなっても非接触IC乗車券のSuicaはチャージさえすれば、何度でも利用できるリサイクル可能な乗車券だ。

そして磁気式切符では、朝夕のラッシュ時に膨大な数の乗車券が自動改札機を通るため、その情報を読み取る磁気ヘッドや切符を送るローラーや駆動ベルトはドンドン磨耗していた。

そのため磁気式切符での自動改札機は、キップ処理数が一定量を超えると、メンテナンスを行う必要性があり、このコストが毎年ばかにならないものだった。

一方、非接触式ICカードSuicaであれば、磁気ヘッドやローラー、ベルトといった接触部分の磨耗の心配がなくなり、自動改札機のメンテナンスコストは大幅な削減ができた。

さらに非接触式ICカードは、駅の自動改札に切符を投入する必要がなく、定期券入れなどに入れた状態でも読取機にタッチするだけで自動改札をスムーズに通り抜けることができ、便利で混雑緩和に役立つ。

その上、乗車券として利用するだけでなく、電子マネーとしてショッピングにも利用できることはご承知の通りだ。

Suicaの鉄道の利用区間はJR東日本沿線に加え、東京モノレール、東京臨海高速鉄道、そして仙台、新潟へと広がった。そして○四年にはJR西目本の電子マネー・イコ力と、○七年三月にはPASMOとの相互サービスも始まり、首都圏の利便性は飛躍的に
アップ。さらに○八年三月には、JR西日本にJR東海を加えたJR三社に相互利用が拡大する予定だ。

さてSuicaはスタート時点「スイカイオカード」と「スイカ定期券」とがあったが、スイカイオカードは○ヒ年のPASMO導入に合わせて、記名式カード「MySuica」と無記名式「Suicaカード」の二種類に変わった。

まず、記名式カード「MySuica」は、利用者の氏名、性別、生年月日などの簡単な登録で利用でき、デポジットは従来と同じ五〇〇円だ。

記名式カード「MySuica」と従来のスイカイオカードの大きな違いは、万が一カードを失くした時には、カード残額が保証され再発行されることだ。なお町発行の手数料は五〇〇円となっている。

一方の無記名式「Suicaカード」は、従来の「スイカイオカード」と同様に、紛失時の残額の保証はされない。

スイカイオカードを利用していた人は、JR東口本のカード発売機等から氏名、性別、生年月日などを登録すれば記名カード「MySuica」に変更できるようになっている。また、記名式力‐-ド「MySuica」からスイカ定期券への切り替えも出来るようになった。

そして、スイカ定期券利用者が記名カード「MySuica」への変更を行うことも可能になっていて、この時は定期券部分の払い戻しが行われる。

さらにPASMO導入で変わった点をもうひとつ説明しておこう。パスモ導入以前では、自動改札を通った時にSuicaでは初乗り料金が自動的に引かれていた。しかし、○七年三月のPASMO導入時からその取組みは変わって、初乗料金は入場時には引かれなくなり、降車駅で自動精算されることになった。ただし、入場時に初乗り料金分の残高がSuicaに残っていることが最低限必要である。 






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