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東京メトロは「乗って貯めて、貯めて乗る」

東京メトロ初のクレジット「TOMeCARD」

○六年三月期の東京メトロの連結売上は約三六〇〇億円で、その内鉄道関連は約2000億円で七割を超える、鉄道主体の事業体だ。

百貨店など流通主体の鉄道会社は、クレジットカードの運用についてもポイント制に関しても経験が豊富だ。一方、クレジットカード事業を新規で立ち上げた東京メトロは、逆に斬新なサービスで対抗する。

PASMO導入に際し東京メトロがはじめた「SF乗車ポイントサービス」だ。これは、地下鉄メトロに乗るたびに「メトロポイント」が貯まり、その「メトロポイント」をPASMOにチャージできる画期的なサービスだ。「乗って貯めて、貯めて乗る」のが東京メトロの戦略である。

「SF乗車ポイントサービス」を利用するには、東京メトロのクレジットカード「TOMeCARD(トゥーミーカード)」が必要で、これはJCB、UFJニコスなどとの提携カードになっている。

メトロポイントは一回の乗車でニポイントが貯まり(一般カードの場合)、ゴールドカードなら五ポイントが貯まる。さらに、オートチャージ利用でクレジットポイントも付き、一〇〇〇円利用で五ポイントが付与され、還元率は0.5%になる。

こうして貯まったメトロポイントの還元先はPASMOだ。PASMOに再チャージする時は、一〇〇〇ポイントが1000円分に交換され、地下鉄メトロの駅に設置されたポイントチャージ機で行える。チャージは1000ポイントから千ポイント単位で五〇〇〇ポイントまで出来、さらに一万ポイントも可能だ。なお、一旦メトロポイントをチャージした後で取り消しはできない。また、SF乗車ポイントサービスは定期券区間以外の乗車が対象となっているので注意が必要。

「TO MeCARD」の提携クレジット会社の加盟店で、買物をクレジットで行ってもクレジットカード会社のポイントが貯まる。このポイントは二〇〇ポイントで、メトロポイント1000ポイントに交換可能できる。

ところで、「SF乗車ポイントサービス」の還元率を計算してみると、一回一六〇円区間を利用したと仮定すれば、1.25%(一般カードの場合)となる。さらにこれにクレジットポイントの0.5%が付いて1.75%となる。ただ、一回の乗車で支払う運賃は、実際には平均160円以上なので、この還元率の数値はあくまで最大の値である。

地下鉄(メトロ)に乗れば、ANAに乗れる

「TO MeCARD」の提携企業のメトロポイント対応店で買物をするとポイントが付いてくる。

たとえば、三越(日本橋本店、銀座店、池袋店)で「TO MeCARD」で買物をすると1000円につきメトロポイント五ポイントが付くし、赤坂見附のベルビー赤坂でも同様のメトロポイントがついてくる。

現在は、メトロポイントが付与される提携先は少ないが、今後増えてくることを期待したい。

また、ANAマイレージクラブとのポイントの相互交換も出来るようになった。

ANAの一万マイルが「TO MeCARD」 一万ポイントに交換できる。そして、逆方法ではTOMeCARDの千ポイントがANAの六〇〇マイルに交換可能。

現在、メトロポイントの還元先はPASMOへの再チャージか、ANAのマイルヘの交換かの二つである。ANAを頻繁に利用する人なら、日頃利用する東京地下鉄でメトロポイントをこつこつ貯め、PASMOに還元しないで、ANAのマイルと交換する手もあるわけだ。  






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