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PASMOひとつで首都圏を乗る

○七年三月に、小川急電鉄東急電鉄など首都圏私鉄二三社、バス三一社(○七年三月サービス開始時点)で共通利用できるプリペイド式の非接触IC乗車券「パスモ」のサービスが開始した。○七年以降では首都圏の鉄道・バス事業者合わせて101事業者の交通網がカバーされる予定で、Suicaと合わせると約三〇〇〇万人が利用する世界最大の
IC乗車券システムとなる。

PASMOはサービス開始から五年間で、交通と電子マネーの両方の取扱高として約五〇〇〇億円を見込んでおり、IC乗車利用率は定期券で八割、定期券以外で五割を想定している。

「PASMO(パスモ)」とは、従来の首都圏私鉄の磁気カードプリペイド式共通乗車券PASSNET(パスネット)の「PAS」と「もっと」の意味を表す「MORE」の頭文字「MO」から名付けられている。

スイカと同様に、パスモも定期入れから出さずに駅の自動改札にタッチするだけで乗り降りが簡単に出来る。技術的にはソニーが開発した非接触IC技術「フェリカ」を使っている。

パスモの利用上限はスイカと同じで二万円で、記名式と無記名式、定期券、そして小児用PASMOも発行されている。私鉄の駅にある発券機などで購入が可能だ。デポジットとして五〇〇円か必要となっている。なお、払い戻しをすれば、この五〇〇円は払い戻し手数料を引いて返ってくる。また、PASMOの使用履歴は駅の券売機などで見ることができ、印字も可能だ。直近の二〇件までが表示・印刷できる。

ところで、パスモの最大の利点は、スイカと相互利用が可能となったことだ。もちろん、カードスイカもモバイルスイカも私鉄で利川できる。PASMOとSuicaの相互利川は、首都圏での鉄道利用者にとって画期的な出来事だ。PASMOかSuicaかどちらか一枚を持っていれば、首都圏の鉄道をスイスイ乗り降りできる時代についになった。

さらにバスにも、PASMOひとつで乗車できることを忘れてはいけない。今までのように駅の自動改札を出て、持っていた鉄道定期券をバス共通カードにあわただしく持ち替える必要もなく、PASMO一枚でバスに乗り込める。荷物があったり雨の日などは余計にありかたい。

さてPASMOのバスでの利用法は、運賃前払い方式のバスなら、乗車時にPASMOをバスの読取機にタッチすれば乗車できる。なお、バスではオートチャージは出来ないので注意しておくこと。もしバスに乗ってPASMOの残額が不足していたら、乗務員に申し出て1000円単位でチャージが可能だ。チャージ後にPASMOを読取機にタッチすれば乗車できる。

PASMOでバスを利用した際には「バス利用特典サービス(バス特)」という割引がある。これは1ヵ月(一目~末日)のバス利用額に応じて、バスの運賃支払いに利用できる「特典バスチケット」を提供するサービスだ。

バスを利用すると、SF支払額を対象として各バス事業者が個々に設定するバスポイントがPASMOに記録される。そしてバスポイントが1000ポイント貯まる皮に「特典バスチケット」となってPASMOに記録され、次回のバス利用時に自動的に優先してバス運賃の支払いに使用される。一回のバス利用で「特典バスチケット」に残額が発生した場合は、残額がなくなるまで次回以降のバス利用時に優先して使われる。

バスポイントは翌月には新たに○ポイントからとなる。なお、未使用の「特典バスチケット」の有効期間は10年間だ。一ヵ月のうち四〇〇〇ポイントまでは1000ポイント毎に100円分、五〇〇〇ポイント時に四五〇円分、以降一〇〇〇ポイント毎に一七〇円分のチケットがつく。ところで、バス定期券情報はPASMOの券面には表示されず、代わりに、「IC定期券内容控」が発行される。  






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