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消費者から見た電子マネー

次に、利用者から見ての電子マネーのメリットはどこにあるだろうか。

鉄道利用でIC乗車券としての使いやすさはすでに多くの人が体感している。毎回切符を買う必要がなく、PASMOならこれ一枚で、首都圏の鉄道もバスもSuica区間も利用が出来て便利になった。

Suicaの発行枚数は二〇〇〇万枚を越え、PASMOもすごい勢いで仲びていることが何よりの証拠だ。

では利用者から見て、買物で電子マネーを使う決済利用ではどうだろう。電子マネーを利用することで、つり銭を受け取る必要がなくなり、財布を膨らましていた小銭が減って軽くなる。

コンビニやスーパーでのレジ時間そのものが短くなり、多くの人が電子マネーを使えばレジ行列の待ち時間も減る。ちょっと几帳面な人なら、屯子マネーの支払い履歴が簡単にわかり家計管理がしやすくなる。電子マネーが提供するスムーズな決済は、利用してみると便利さがわかる。

ただ、どこのコンビニでも使えるわけではないし、どの電子マネーでも利用できるようになってはいない。さしずめ、現在の電子マネーの状況は「電子マネー1.0」である。

さて、ANAマイレージクラブなどの航空系カードで飛行機に乗ってマイルを貯める人が多くいるが、一方、飛行機に乗らないでマイルを貯める「陸マイラー」も出てきていて、いかにマイルを貯めるかに知恵を絞っている。

iDやクイックペイなどポストペイド型電子マネーでは決済利用金額に応じてクレジットポイントが貯まり、貯まったポイントで好きな商品と交換できる。EdyやSuicaにもポイントが貯まるサービスがある。

マイルやポイントを貯めて、別の事業者のポイントと交換するプログラムもあり、サービスを選ぶときに、ポイントがどれだけおトクかに注意を払う利用者は、確実に増えている。

ここからわかることは、電子マネーを買物で利用する消費者は、スムーズな決済手段としてだけではもはや不十分で、現金払いより「おトク」なサービスを提供する電子マネーを求めはじめている。解答のひとつがポイントサービスであることは間違いない。

おトクなポイント制の登場が、現金から電子マネーヘの本格的なシフトには不可欠であることは明白だ。






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