「これからの時代、電子マネーぐらい使えないとダメなの」不安を感じている方へ。
使えなくてもダメじゃない、生きていくことに支障はない。だが、使えないよりも使えた方が便利である。
ケータイ電話はなくても生活には困らないが、あった方が楽であることはみんな知っている。PCがなくても死にはしないことは確かだ。ただ、あった方が便利であることも間違いない。電子マネーも同じである。
「電子マネーを使いたいけど、難しそう」とためらっている方へ。
PCが世に出たとき、難しいとみんな言っていた。使えるのは専門知識のある人に限られていたが、今や、小学生からおじいちゃんまで使いこなすようになっている。
さて、新しい技術が世に出ると、いくつもの規格が乱立し、天下を競う。PCが誕生したときも、アップル方式やIBM方式とさまざまな規格が現れ、主導権争いを繰り広げた。
また、家庭用ビデオが誕生したときも、ペーターやVHSなど複数の規格が乱立し覇権を争った。
新技術が誕生すると、初めは企業側圭導で市場は少しずつ成長し、やがて消費者の利便性に配慮がなされて、市場が広がる。すると、利用者側か徐々に主導権を持つようになり、乱立した規格から自分の使いたいモノを選択し始める。そして、支持されない規格は淘汰され、ついにはひとつの規格が生き残る。これが現代の新技術の成長プロセスだ。VHSしかり、DVDしかりである。
電子マネーは現在、複数の規格が乱立している「電子マネー1.0」の状況だ。しかし今後、利用者が逃別する環境が整いはじめ、主導権は企業側から利用者側に移っていく。そのプロセスで電子マネーの多くの規格は淘汰され、ひとつの規格に集約されて「電子マネー2・0」と呼ばれるだろう。但し、どれが生き残るか、「電子マネー1・0」時代の今はまだわからない。
ところで、一〇年以上前「一体いつPCは買ったらいいんでしょう?」という質間が飛び交っていた。次から次に最新のPCが生まれて性能は向上し、買って翌日には同じ価格で性能が五割アップした新製品が店頭に並び、早まったと落胆するユーザーが多くいた。
この質間に対し、ひとりのPC開発者が講演会で述べた言葉が印象的だった。「最新のPCを使いたければ、死ぬ一日前にPCを買ってください。そうすれば最新のPCを使えます。しかし、一日しか使えません」そして「一日では困る、もっと長く使いたいというのなら、いま使うことです」
この言葉は、新技術と利用者の関係の真理を表している。使わなければその技術の素晴らしさを体感することはできない。キーボードを眺めているだけでは何年経ってもPCは使えるようにはならない。使いたいと思った時が、使うべき時である。
鉄道をよく利用する人ならSuicaやPASMOから始めるのもひとつの方法だ。ケータイ電話で全てをやりたいと思っている人なら、IDもいいし、クレジット審査なんか面倒というならプリペイド型のEdyで。セブンイレブンをよく使うならナナコでポイントを貯めるのもおトク。
だが、万人に合ったひとつの選択肢は今はない。だからこそ、印分ぽ身り生活スタイルに適した電子マネーを見つけることか重要だPCを買うとき、一五年前はたくさんのソフトが入っているPCに人気があったが、それは利用者がやりたいことがわかっていなかったことの裏返しだった。いまや、必要なソフトとHDD容量を、利用者はPC購入時に考える。利用目的がはっきりしているからだ。電子マネーも同じである。
現在の電子マネーの実態と特徴を知り、自分の生活スタイルに合った電子マネーを見つけるヒントとなってもらえれば幸いです。
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